●藤田 嗣治「或る女」(赤いショールの女)
※木版画 シート415X300 1935年作
作品:繊細な指と物憂げな表情に引き込まれる
藤田 嗣治 (ふじた つぐはる)
日本最高の洋画家(浮世絵・日本画にも精通)
・日本画技法を油彩画に用い
「乳白色の裸婦像」「猫と女」を得意画題とした
・エコール・ド・パリの代表画家
・激動の時代を絵筆と共に生き抜いた日本一洋画家
※参考:埼玉県立近代美術館蔵
「横たわる裸婦と猫/1931年作」
略歴
1886 陸軍軍医総監の次男として東京に生まれる
1910 東京美術学校生用画科を卒業
1913 フランスに渡り、ピカソと知り合う
1917 パリで初の個展 欧州各国で個展を開催
独特の画風を編み出す
1919 サロン・ドートンヌに出品した油絵が入選
パリで人気になる
1933 日本に帰国 戦時中は従軍画家として活動
・アッツ島玉砕など
1945 戦後は戦争協力者として批判を浴びる
1949 フランスに渡り活動の拠点とする
1955 フランス国籍を取得
1959 カトリックの洗礼を受ける 洗礼名:レオナール
1966 ランスのシャペル・ノ^トルダム・ド・ラ・ペ礼拝堂
(通称シャペル・フジタ)の建設や壁画制作
1968 スイスの病院で逝去 享年81歳